週末は農場へ

「食べること、運動すること。生きる上で大切なのはシンプルな営み。そのことを畑が教えてくれました」

 東京で12年間働いた後、約2年前に実家の丹羽農園(岐阜県海津市)に戻り、農業を始めた丹羽さん。東京で暮らしているときから、実家から送られてくる野菜や果物を食べていたそう。買った食材とのおいしさの違いに、自分で食べる物を自分の手で作ることの大切さを感じるようになったといいます。
 「畑でとれた食材を食べると体調がとても良い。農業をしていると、自分の体は食べるもので作られているということを実感します」
 畑で収穫した野菜は近隣の産地直売所などで販売。果物は、ジャムに加工します。
 「食材の生産地がどこで、誰が作ったか。買い物のときにちょっとしたことを意識することが、健康的な食生活を始める一歩。畑での日々が、大切なことを教えてくれました」
 現在は、たくさんの女性に健康的な食生活を伝える、ローフードマイスター(※)として活躍中です。
※ローフードマイスター…加工されていない生の食材を使った料理を指導する講師

取材協力/道の駅 月見の里南濃(みかんの花の会) Tel.0584-58-0258

「コスメの原料となるハーブの成長を見ることが喜び。がんばって働くためのパワーを農場でもらっています」

 自然成分100パーセントのスキンケア製品を開発するコスメメーカー「ネオナチュラル」。製品に使われるハーブなどの一部は、同社が運営する母袋(もたい)有機農場(岐阜県郡上市)で栽培されています。社員の溝渕さんは、月に一度農場へ行き、ハーブやヘチマを育てています。
 「農場で担当しているのは、主に畑の雑草取りや、ハーブやヘチマなどの収穫。土の香りを感じながら、無心になって農作業をする時間は、心と体の緊張がほぐれます」
 昔からスキンケアに興味があったという溝渕さん。ネオナチュラルに入社して、スキンケア製品の原料作りから携われることに大きな喜びを感じていると話します。
 「仕事の面だけではなく、運動や健康的な食生活の大切さなど、日々暮らしていく上で大切なことのすべてを農場での経験が教えてくれる。近隣の農家の方とのコミュニケーションも元気の源です。平日にがんばって働いた日が続くと、『農場へ行きたい!』という気持ちが自然に湧いてきます」

取材協力/ネオナチュラル 昭和区車田町1-103-2 三弘ビル4階
Tel.0120-885-602 http://www.neo-natural.com/

 「ガーデニングが好きな母の影響で、幼い頃から家庭菜園を楽しんでいます。育てているのは、オクラ、パプリカ、キュウリなどの夏野菜の他に、イタリアンパセリやローズマリーなど料理に使えるハーブやクランベリー。無農薬で育てたとれたての野菜を食べるぜいたくを楽しんでいます。自分で育てた野菜やハーブの成長過程を見られるのも楽しみの一つ。
 庭でとれた野菜で作る料理のおいしさは格別。果物でジャムを作ったときは、近所におすそ分けします。人に喜んで食べてもらえることがうれしい」(松葉さん)

 「実家が農園を営んでいます。農園の手伝いは3歳頃から始めました。育てているのは、リンゴ、ナシ、巨峰、マスカット、桃、ラ・フランス、サクランボなどです。主にリンゴの花摘みを手伝います。職場で実家の果物を配ると、みんなが喜んでくれるのがうれしい。
 農園で作業をしていると、仕事や時間に追われていたことを忘れます。のんびりと過ごせるところや、家族や近所の人との会話が増えるのは、農業が身近にある暮らしの最大の魅力」(関さん)

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