映画監督・行定勲さんにインタビュー


映画監督・行定勲さんにインタビュー

「GO」「世界の中心で、愛をさけぶ」といった数々の名作を生み出し続ける行定勲監督の最新作「ナラタージュ」が10月7日(土)に公開します。

高校教師である葉山(松本潤さん)と生徒として出会った泉(有村架純さん)が時を経て再会。許されないけれど、一生に一度しか出会えない恋に落ち、恋愛の痛み、切なさを美しくしっとりと描いた大人のための恋愛映画。シティ世代にぴったりな同作品の見どころを聞いてきました。

 

 

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恋愛の本質を描きたかった

「原作と出会ったのは『世界の中心で、愛をさけぶ』を撮り終えたばかりの頃。原作者である島本理生さんは、当時20歳。若い女性が書いた小説ということに驚きました。今からもう10年以上前になるけれど、ずっと映画にしたいと思っていました」と、行定さん。続けて、若い男女の普通のボーイミーツガール映画は作りたくなかった、と話します。

「最近の恋愛映画はラブコメ的要素が強いラブでハッピーなものが多く、恋愛の暗い闇の部分を描く映画は少ない。相手のことを想うあまり不安になったり、傷ついたり。恋愛とは本来、辛く、苦しいもの。ナラタージュではそういった恋愛の本質の部分を描きたかったんです」。

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パズルのピースが合うように、考えが一致した瞬間

続いて、撮影中のエピソードを聞きました。なかでも印象的だったのは、泉と葉山が海岸を歩くシーンを撮影中のこと。

「ゴミだらけの海岸を、歩きにくい様子の二人。実はこれ、わざとなんです。立ち止まったり、避けたり、躓いたり。このゴミは、二人の感情を表しているんです。海岸での撮影のとき、松本さんがゴミに足をひっかけてしまって。カットをかけた際、スタッフがゴミをどかそうとしたら、松本さんがこのままでいいと言い、僕にもこのままでいいんですよね?と聞いてくれました。葉山という役を感じ取ってくれて、演じてくれた。僕が求める葉山像と松本さんが考える葉山が一致した瞬間でした。改めて、葉山役を彼にお願いして良かったと思った瞬間です」

 

「教師である葉山を、ひどい!葉山先生サイテー!と思う人もいれば、こういうタイプの男性に弱い…と思う人もきっといると思います。今までの自分の経験してきたフィルターを通して見ていただけたら」と、行定監督。恋愛の酸いも甘いも経験してきた、30代~40代の女性にぜひ見てほしいとのコメントで、インタビューを締めくくりました。

 

 

「ナラタージュ」

監督/行定勲

原作/島本理生「ナラタージュ」(角川文庫刊)

出演/松本潤、有村架純、坂口健太郎、市川実日子、瀬戸康史 ほか

★ミッドランドスクエアシネマほかで10月7日(土)から公開

©2017「ナラタージュ」製作委員会

 

 


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