映画監督・石井裕也さんにインタビュー


映画監督・石井裕也さんにインタビュー

不器用な男女の出会いと恋愛を描いた映画「夜空はいつでも最高密度の青色だ」が5月27日(土)から公開されます。

名古屋を訪れた石井監督に、インタビューしてきました!

 

 

最果タヒ作の同名の詩集を映画化するというチャレンジングな試みでしたね。

「難しかったけれど、東京で若い男女が出会うボーイミーツガールを描きたいという思いが軸にあったので、2週間程で脚本を書き上げました。心の中にあるもやもやとした気分や、言葉と言葉の間にある微妙な感情を言葉ですくい取ろうとしたのが最果さん。僕は映像ですくい取ろうと思い、まず自分の心の中に手を突っ込んだ。詩と対峙することは、自分の内面を見つめ直すことでもあったと気付きました」

 

今作品が映画初出演という石橋静河さんと、「バンクーバーの朝日」以来、今回で3度目のタッグを組む池松壮亮さん。アドバイスしたことは?

「脚本が池松くんへのメッセージだったので、彼もそこを汲み取って慎二を演じてくれたと思っています。石橋さんは、演技の経験もほとんどないから何もできないのになぜかいつも堂々としていて(笑)。でもそこが、美香に似通うものでもあって。本人の持っているキャラクターを生かすことが、この映画にとって大切でした」

 

映画の舞台となるのは東京・渋谷、新宿。石井さんの目に、東京はどのように映っているのでしょうか。

「テーマのない街だな、と思います。生きづらい場所で、あまり好きになれない(笑)。以前、大阪に住んでいたときも同じようなことを思ったのですが、自分だけが浮いているような、異邦人だと思わされる瞬間が幾度となくあります。」

 

 

あらすじ 

 看護師をしながら夜はガールズバーで働く美香(石橋静河)は、漠然とした不安や孤独を抱えながらも、誰かに甘えることなく淡々と日々を過ごしていました。また、工事現場で日雇いとして働く慎二(池松壮亮)も、同僚たちと何となくいつも一緒にいるけれど、死への気配や不安が胸から消えることはなく、言葉で表せない気持ちを抱えていました。ある日、同僚と一緒に入ったガールズバーで慎二は美香と出会います。美香の電話番号を聞き出そうとする同僚に、作り笑いの美香、その様子を見て意味のないことばかりを話す慎二。そして深夜の渋谷の雑踏の中、美香は歩いている慎二を見つけます―。不器用な若い男女が絶望と希望のはざまで寄り添い、離れながら少しずつ前へ進もうとする様子は、20代特有の不安定な気持ちや生きづらさを描いているようで、かつて20代の頃の自分の心の奥底にあったものを呼び起こされます。都会を象徴するような鮮やかな色彩の映像、心にぐっと響く言葉の数々に引き込まれる「夜空はいつでも最高密度の青色だ」は、5月27日(月)からミッドランドスクエアシネマほかで公開です。

 

「夜空はいつでも最高密度の青色だ」

監督・脚本/石井裕也

原作/最果ヒ(リトルモア刊「夜空はいつでも最高密度の青色だ」)

出演/石橋静河、池松壮亮、佐藤玲、三浦貴大、ポール・マグサリン/市川実日子、松田龍平/田中哲司

★ミッドランドスクエアシネマほかで5月527日(土)から公開

©2017「映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ」製作委員会

 


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