働く女性の身だしなみは抜かりなく!


近づくとガッカリ!?

働く女性の
身だしなみ
抜かりなく

メイクは完璧。一方、靴や、服の襟元・袖口まで、お手入れは行き届いていますか? 使ってすぐの“ひと手間お手入れ”で、結果的にぐんとラクになるのです。プロ直伝の方法を習慣にして、この夏は、自信が持てるおしゃれを、思い切り楽しんで!

日々の「ひと手間お手入れ」を習慣に

意外と見られているおしゃれの細部。靴のヒール部分が傷だらけ、カーディガンがシワシワ…あなたは大丈夫ですか?
「手間をかけずに、お手入れする方法が知りたい!」と、名古屋で活躍するプロに質問。すると返答は、「ひと手間かけるのが大事。手を抜いて、キレイになる方法はありませんよ!」。
クリーニング店の組合で、研究所所長を務める立松元さんは、「衣類のシミやシワは、洗濯機と高機能洗剤がすべて解決してくれるわけではありません。いつまでも残ったシミが、洗濯機に入れる前のひと手間でとれたり、干すときの工夫でアイロンが省けたり。その後がすごくラクになるわけですから、手間を惜しまずに」とアドバイス。
アクセサリーも靴も、一日使ったら「お疲れさま」と、その日のうちに簡単お手入れを。その後キレイな状態が長く続き、身につけるモノに愛着がわいて、大事にしようという気持ちがわいてくるのも効能です。
大人の女性は、自分に似合うものに愛情を注いで、丁寧に扱いたいもの。毎日のお手入れは数分程度からでOKです! 
これで、身だしなみにスキのない女性になれるのだから、さっそく今日から習慣にして。

「昔の人は洗濯するとき、必ず前処理をしていました。気になる汚れは前処理を。また、服がシワになる原因を理解して、干し方を覚えると、夏場はできるだけ避けたいアイロンの出番が確実に減りますよ!」
※衣類は事前に洗濯表示を確認して

教えてくれたのは…
立松元さん
愛知県クリーニング生活衛生同業組合 研究所所長。ランドリー立松(中村区)オーナー。繊維工学士、上級クリーニング技術者、繊維製品品質管理士

シミ抜きの極意

洗濯前にひと手間

早めの処置が大事。タオルなどを敷いてシミが付いた面を重ね、たたきながら汚れを別の生地に移す“たたき洗い”を。もむ・こするはNG。

[お手入れアイテム]

・粉末漂白剤
※塩素系はNG、おすすめは
ワイドハイターの粉末タイプ
・食器用洗剤
・洗顔用せっけん

ジミ

襟元や脇部分に、水で溶いた粉末漂白剤を染み込ませて10分放置。
洗濯機へ。

汗はすぐ洗い落とすのが基本。見た目はキレイでも、時間がたつと生地が変色してきます

化粧品(油成分)のシミ

食器用洗剤を染み込ませて10分放置。
洗濯機へ。

容器を逆さにして直接シミへ

ボールペン(油成分)のシミ

食器用洗剤でたたき洗い。シミがにじんできたら水ですすぎ、今度は洗顔用せっけんを使いたたき洗いを。同じ工程を繰り返し、シミを少しずつとっていきます。※ゲル用インクは顔料の粒子が細かく、繊維の奥まで入り込み、プロでもとりにくいシミになります

放置した2カ所のシミ。数回で落ちてきました(手前)

食べこぼしのシミ

洗顔用せっけんで、たたき洗いをしてから、洗濯機へ。

小さく飛んだシミは、つまようじの先を使い、水で溶いた粉末漂白剤をシミにつけて。ほかの場所に影響を与えません

シワのばしの極意①

なるべく脱水しない!

シワの原因は、脱水時の絞りジワ。究極は、絞らなければシワがつきません。すすぎ終わったら衣類の形を整え、水分が滴ってもいいバスルームや屋外で干して。夏場に活躍するポリエステル、綿、麻素材は、こまめに洗い、極力絞らずに。夏場だったらすぐ乾きますよ。

ポイントは形を整えて干す

干すときは服の肩幅に合った、厚みのあるハンガーを使います。針金ハンガーはサイズに合わせて曲げるのも手。

麻素材はノリを使ってみる

麻は硬い繊維で、洗いを重ねるとクタクタに。シャキッと着たい場合は、洗濯ノリを使います。洗濯後に“薄ノリ入りの水”につけて、軽く脱水を。生地を繊維に沿って引っ張り、両手でたたいて、伸ばしてから干します。

シワのばしの極意②

アイロン・ハンドスチーマーを賢く使う

アイロンとアイロン台が基本ですが、アイロン台代わりに、タオルが意外と使えます。ギャザーの多いデザインや、ボタン・スパンコール使いの服は、タオルを使用して。着用ジワはハンドスチーマーを使うと便利です。
※温度設定は使用機種の指示にしたがって

カーディガンスチーマー

カーディガンやジャケットは、ハンドスチーマーが便利。ハンガーなどにかけて、上から下へ。スチームは殺菌効果があり、毎日の習慣にすると服が長持ちします。ポリエステル、ジャージー素材を伸ばすときにもいいですよ。手ごろな価格から販売されています。

ポイントは、タオル使い

ギャザーなどアイロンしにくい部分は、フェイスタオルを2~3枚丸めて片手で持ち、アイロン台にします。スパンコールやボタン部分は、厚めのバスタオルの上に、生地を裏返してアイロンしましょう。綿素材は当て布をせず、きつくチカラをかけても大丈夫。

ボタン・スパンコール部分は裏返して

「宝飾品は使ってこそ価値があります。ちょっといいものも気軽につけて、その日にケアしてあげましょう。デザインに流行があるので、リフォームするのもいいですね。金属はメッキ加工されている場合もあるので、ケア方法に迷ったら購入したお店やプロに相談してください」

教えてくれたのは…
大石守二さん
日本宝飾クラフト学院名古屋校チーフ。一級貴金属装身具技能士。ジュエリー制作の講師として指導 http://www.jj-craft.com/

毎日のケア

□化粧を済ませてからつけること
化粧品・ヘアケア剤で金属、宝石が傷んでしまうことも

□「外したら拭く」を習慣に

汗はきちんとやわらかい布で拭きとって。特にパールは汗が大敵

□家事・炊事・入浴の際は必ず外すこと
食器などがあたり、金属、宝石を傷つけることも。入浴剤は変色の可能性アリ

□収納は、紫外線の当たらない、仕切りのあるケースで
紫外線や蛍光灯で変色する宝石があります。金属と宝石があたると傷つくことも

[お手入れアイテム]

・やわらかい布(眼鏡拭きなど)
・食器用洗剤(中性)
・毛のやわらかいブラシ(豚毛のメイクブラシなど)
・貴金属磨きクロス(研磨剤入り、研磨剤なし)
・耐熱容器、アルミホイル、塩、熱湯

スペシャルケア 素材に合わせて優しく洗う

内側にへこみがある指輪やペンダントトップ

ぬるま湯につけながら優しく

皮脂汚れがたまり、宝石の輝きが曇ってしまったら…。ダイヤ、ルビー、サファイアなど硬い石付きのものは、ときどき洗剤で洗いましょう。食器用洗剤を薄めたぬるま湯の中にしばらくつけて、汚れがやわらかくなったら、毛のやわらかいブラシで優しく洗います。キレイな水ですすぎ、ティッシュなどで優しく水分をとって、乾燥させて。

シルバー素材

プラチナ・ゴールドは、やわらかい布で、から拭きが基本。汚れが目立ってきたらぬるま湯で洗って。シルバーは空気に触れていると変色していくのでひと手間を

普段のお手入れは、から拭きをして、空気に触れないよう密封袋で管理。少し変色が出てしまったら、研磨剤入りの貴金属磨きクロスで優しく拭いて。ひどく変色している場合は、耐熱容器をアルミホイルで覆い、塩と熱湯を入れ、その中へ(※)。1分も経たないうちに化学反応を起こし、変色がなくなります。その後、流水で念入りに洗い、ティッシュで水分をとり、ドライヤーで水分を完全に飛ばします。チェーンは、留め金のバネがシルバー素材ではないため、とくに入念な水洗いを。※銀いぶし加工されているものは避けて

「どうしても買うタイプが似てくるので、たまには人に選んでもらい、冒険するのが楽しいですよ。革製品は女性の肌のように、毎日のケアと、たまのスペシャルケアで、よい状態をキープして。靴底がすり減って形が変わってきた、中敷きが痛んできた場合は、早めにプロに相談を」

教えてくれたのは…
早川和成さん
靴と鞄のケア専門店「シューズラウンジ Gotch」代表。カウンターのある店内で、カウンセリングを行った後、丁寧にケアしてくれます
http://www.s-l-gotch.jp

毎日のケア

□買ったらすぐに、靴クリームを少しとって全体に塗り、防水スプレーで保護

□毎日同じ靴を履かず、何足かで回すこと

□家に帰ったら、靴を手にとり、やわらかい布で拭く

拭くのにおすすめはネル生地。ホームセンターや専門店では専用布が販売されています

□自分から見えないヒール部分も拭き、状態をチェック

□一日履いた靴は乾燥させて

汗が吸収されているので、すぐ靴箱に入れないで

[お手入れアイテム]

・やわらかい馬毛ブラシ(汚れをとる)
・ハリのある豚毛ブラシ(仕上げ)
・やわらかい布(ネル生地など)
・汚れ落としクリーム
・靴クリーム(透明タイプが便利)
※革製品の場合。その革に合ったケア用品があるので注意を

プロの仕上げブラシは、クリームの色で使い分け

スペシャルケア クリームを使って、手早く、優しく

[手順]

馬毛ブラシで、全体のホコリを落とします

汚れ落としクリームを、布に少しだけつけて、汚れを落とします

布を指に巻き付けて、その上にクリームを少しだけ。逆の手で内側をおさえながら、汚れ部分をやさしくマッサージするように。クリームは油が入っているので、つけすぎてべたべたにしないこと

靴クリームを薄く塗ります。足りていれば少量でかまいません。専用ブラシや手でもOK。つけすぎないように

豚毛ブラシで、手早くブラッシングをして、ツヤを出します

ヒール部分も、クリームを塗ってブラッシング

やわらかい布で全体を拭き、余分な油分をとって、できあがり

エナメル素材をピカピカに

汚れは、水やエナメル専用ローションで拭きとって、から拭きをします。エナメル素材はから拭きが重要で、手早く優しく磨くとツヤが出てきます。

キレイ色アイテムのケア

白やピンク、イエローといったキレイ色の革は、革に色を染み込ませているのではなく、吹き付けていると考えて。ごしごし力を入れると、色が剥げてくる可能性も。方法としては、少し汚れてきたら、汚れ落としクリームで、こまめに優しくケア。色が剥げたら、靴クリームは利かず、色をのせるという方法になります。革製品で扱いやすい色は、黒、茶系です。

バッグ、名刺・定期入れのケア

全体をやわらかい布で拭き、汚れ落としクリームを少量つけて、汚れをとります。次にクリームをつけてツヤ出しを。手あかが付きやすいので、こまめに汚れをとるのが肝心です。


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