気づき力&鈍感力 どちらも取り入れてハッピーに

気づき力&鈍感力 どちらも取り入れてハッピーに


気づき力&鈍感力 どちらも取り入れてハッピーに

気づき力&鈍感力 どちらも取り入れてハッピーに

気づきすぎる、鈍感すぎる。どちらに偏りすぎていても自分がしんどかったり、周りの人にモヤモヤされてしまったり―。それぞれ良いところや悪いところがありますよね。どちらの力もバランス良く取り入れて、日々の生活をハッピーにするためのコツを紹介します。
※データはすべて8/23~9/6実施のシティリビングWebアンケートより。有効回答数142

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気づき力は身を守るための〝人間の本能〟

得意・不得意は生まれ持った性質による

周りの空気が読めて、すばやく行動ができる「気づき力のある人」って、仕事ができたり、魅力的だったりという印象がありませんか? でも、〝気づき〟も行き過ぎると自分に支障がでるとか。反対に、あまりに鈍感だと周りに迷惑をかけることがあり、それぞれ一長一短。読者の生の声を聞いてみました。

教えてもらったのは

長岡ヘルスケアセンター/臨床心理士 臼井卓也さん

長岡ヘルスケアセンター
医療社会事業部 心理課
臨床心理士 臼井卓也さん

同院でカウンセラーとして活躍するほか、企業職員に対する産業カウンセリングやメンタルヘルス研修、専門家に対する認知療法・認知行動療法研修も行っている。就労移行支援事業所「ピオニー」の所長でもあり、発達障害や精神障害のある人の就職支援も担当。

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〝鈍感〟と〝鈍感力が高い〟のは違う

〝鈍感〟と〝鈍感力が高い〟のは違う

〝鈍感力を高めよう〟ということが、少し前に話題になっていましたね。鈍感になることと、鈍感力を高めるということは似ているようですが、実は大きな違いがあるそう。

「鈍感は、気づかないこと。鈍感力が高いのは、自分の状態に気づいているけれど、それに振り回されず対処ができること。ストレスに強く〝タフ〟です。しかしながら、鈍感力を高めるのは、そもそも気づいていないとできないことなので、気づき力のある人にしかできません」と臼井さん。

鈍感な人も注意が必要です。「一般的にストレスを感じにくく健康的と思われがちですが、しんどいことにも気づけず体に負担がかかっていることも。自分は大丈夫と思っていても、実は自分自身にストレスがかかっていることに鈍感であるだけ。体の病気となってようやく気づく場合があります」
気づきすぎる人は〝鈍感力〟を、気づかなさすぎる人は次から紹介する気づき力を高めるためのアドバイスを参考にしてみて。

HSPとは?

エレイン・アーロン博士が1991年に提唱した「ハイリー・センシティブ・パーソン(The Highly Sensitive Person )」。〝とても敏感な人〟という意味で、病名ではありません。

特徴は、他の人よりもささいなことによく気づく、音やにおいなど、刺激に人一倍敏感であったりするということ。共感能力も高いので、ネガティブな話を聞くと、話している本人以上に自分のこととして捉えてしまい、ダメージを受ける場合があります。

一方、いい面もあり、芸術方面で人に比べて豊かな情報を察知できたり、人との会話の中で悲しいことだけでなく楽しいこともより共感できたりし、人からは〝とてもよくわかってくれる人〟と思われることが多いそう。 気づきすぎてしんどいからといって、それがすべてHSPとは限らないようですが、特性の一つであるということを知っておくと、対処の仕方に幅が広がるかもしれませんね。

気づきすぎてしんどい人へ

気づけることは素晴らしいことですが、自分がしんどくなっては意味がありません。情報を多く取り入れ、目についたことにすぐに反応してしまうクセがついているので、気づいても少しだけ時間を置いて様子を見てみましょう。いつもより気づきすぎると思うときは、自分の内面を振り返ってみて。不安なことがあるときは、信頼できる友人や家族、上司のほか、カウンセリング機関などに相談してみるのもひとつです。

  • 気づいても
    一呼吸おいて待つ

    何かに気づいてもまずは一呼吸。あえて手を出さず、どうなるかを観察してみて。そうすると、自分が手を出さなくても案外うまく回ることに気づけることがあります。最初は「見て見ぬふり」と罪悪感に苦しむかもしれないけど、それも慣れ。取り入れる情報の取捨選択、動く・動かないの判断を少しずつでも練習しましょう

  • 自分をいたわる
    時間をつくろう

    外に意識が行き過ぎていると、自分のことがおろそかになりがち。ゆっくりお風呂に入る、ストレッチをするなど、心や体をいたわる時間をつくりましょう。〝気づきすぎるときは自分に優しく〟。心に余裕が出ると取捨選択がしやすくなります

  • 意識して
    「いいところ探し」

    気づく力というのは、本来、危険やリスクから自分の身を守る人間の本能で大切なこと。防衛本能からネガティブなほうに目がいくのは仕方のないことなのです。イライラする面ばかりではなく、他人や自分のいいところなどポジティブな面にも意識を向けてみましょう

気づかなさすぎる(鈍感な)人へ

自分では困っていなくても、周囲の人から指摘されることで自分が気づきにくいということを認識する人が多いよう。ただ、感覚によるものなので、空気を読めと言われても難しく、悩む人も。無理をして周りにあわせ、いろいろ見ようとしすぎるとパワーを使いすぎに。本来の仕事に影響がでてしまっては本末転倒です。いきなり気づけるようになるのは難しいので、わからなければ具体的な指示を仰いだり、気づく努力をしていることを周りに示したりしてみましょう。

  • 何か一つに注意を
    傾けてみる

    自分ができる範囲で何か一つでも気にかけ、日々動くことを心がけて。例えば、共有のデスクが片付いているか、花瓶の水は入れ替えられているかなど、意識を向けてみましょう。誰かから感謝されることを、小さくてもいいのでやってみることが大切

  • ちょっとした時間に
    全体を見渡してみる

    仕事中にあれもこれも気づこうとすると、自分の仕事に集中できなくなることもあります。一息ついたときや、休み時間などに全体を見渡してみるクセをつけてみて

  • 周りの人に
    尋ねてみよう

    自分で気づくのが難しい場合は、周りの人にすべきことはないかを積極的に尋ねてみましょう。気づこうと努力している姿を周りに見てもらうことも必要です

イラスト

気づきにくい人は、周りの人の声が聞こえないほど自分の世界に集中できる人、気づきやすい人は、周りのことが気になりすぎて気が散る人ということでもあります。

「外なのか内なのか、どこに注意を向けるかはバランスの問題で、どちらがいいとも言いきれません。ただ、今いる環境で求められることと、その人の特性がどのくらい合致しているかということが問題なんです」と、臼井さん。

接客業と職人では求められることが違うように、環境と自分の特性にギャップがあるほどしんどくなるようです。ですが、環境を変えるのはなかなか難しいこと。自分の状態や、努力できるポイントを知っておくだけでも違ってきます。できることから少しずつ、やってみませんか。


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