上司vs部下 その言動、意味がわかりません!!


上司vs部下 その言動、意味がわかりません!!

上司や先輩の発言、行動にイライラ。部下や後輩の態度にムカムカ。「なんでそんな言い方をするの?」「どうしてそんな態度なの?」と、思うことっていろいろありますよね。言っている意味がわからない、考え方が違う、常識が違いすぎる、など原因はさまざま。その内容や解消法を紹介します

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  • 言っていることがその時々でころころ変わる(S.A.さん・26歳)
  • 私が帰宅した後に仕事を修正する。修正があるなら私に言って!(T.K.さん・29歳)
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    自分はしっかり仕事をしていないのに部下にはそれを求めるので理不尽(N.S.さん36歳)
  • なんでも「みんなこうしてる」や「昔からこう」という合理的でない言い訳をする(K.A.さん・35歳)
  • 私の意見を最後まで聞いてくれない。自分の意見が正しいと言い張る(N.K.さん・48歳)
  • 自分の利益になることだけにしか動かない(N.M.さん・41歳)
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  • 言っていることとやっていることが違う(F.Y.さん・33歳)
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    注意しても「すみません」の前に言い訳で始まる(I.K.さん・39歳)
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    「けど」「だって」「でも」ばかりで素直に相手の意見を聞き入れない(O.Y.さん・32歳)
  • 上司に対してなれなれしい。距離が近い(H.M.さん・29歳)
  • すぐにネットで調べて知った気になっている(R.Fさん・33歳)
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    目上の人に対して敬語が使えない。自分の常識・当たり前だと思っていることが注意してもわかってもらえない(I.C.さん・41歳)
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    聞いていることと、返ってくる答えの論点が違う(S.E.さん・40歳)

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多くの人が働いているといろいろな異なる“常識”を持った人がいますよね。上司も部下も、先輩・後輩も、それぞれの立場で思うことは違います。シティ読者が実際に体験した会社でのエピソードを聞いてみました。

出席メンバー

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Aさん
35歳・教育事務・契約
仕事のチームは正社員男性上司3人とYさんの計4人。音の出る食べ物などは食べられる雰囲気ではない、少し緊張感ある職場環境

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Bさん
33歳・サービス 事務・派遣
男女マネージャー各1人、女性上司2人、専門職男性1人、派遣社員2人、アルバイト1人のチームに所属。派遣社員で肩身がせまく、会話がほぼ無い毎日

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Cさん
30歳・教育事務・正社員
40代の男性上司1人、あとは女性スタッフ25人ほどが同じ部署で働く和やかな職場。上司も同僚とも仲良く、不満やストレスはなし

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Dさん
37歳・専門サービス 事務・正社員
会計事務所の事務を担当。70代の上司、40代の男性、事務を年代の近い女性3人でこなす。職場はとても居心地がよく、和気あいあい

常識の違いにあぜん…
対応に苦慮する毎日

B
うちは派遣スタッフの仕事が社員さんと分けられていて、正社員同志ではしゃべるんですが、派遣とはしゃべってくれないんです。仕事のことを聞いたら返してくれるんですが、そこで終わり。仕事中に言葉を発するのは1日に2回か3回です。
え─────っ!
B
仕事も、初日は教えてもらえるんですが、2日目以降などは教えてもらったことがないことでもCase1「昨日も言ったけど」と嫌みを言われます。昨日のことと今日のことがひとつの仕事の中の話だと教えてもらってなかったので私はわからなかったのですが、女性上司からするとそれは同じことだったんです。また、もう一人の派遣さんがミスをした時、本人がいない時に「また間違えてる」「覚える気があるのか?」など、私に聞こえるように言うこともあって…。それを聞いていると、自分も陰で言われているのかなと思います。男性上司は「僕に聞いてくれていいよ」って言ってくれるんですが、あまり聞いていると女性上司が「なんで私らに聞かへんの?」ってなって、兼ね合いが難しい。女性上司は仕事もめちゃめちゃ早くて完璧なので、男性上司もその人にやめてもらったら困るし、キツイことを言ってても見て見ぬふりで何も言わなくて…。毎日時間が過ぎるのが遅すぎてしんどいです。
すごい会社ですね…。息がつまりそう。
C
うちは本当に平和でまったくストレスがないです。ゆとり世代の子もいますが、みんないい子で頑張り屋さんなので、世代のギャップを感じることもなくて…。
B
ネイルとかは? うちは前、黒い爪にしてくる子がいましたよ。Case2「黒はちょっと…」と言うと無邪気に「茶色はいいんですか?」と聞かれました。(苦笑)
特にネイルのルールはないし、してきてもいいけど。(黒がNGは)暗黙の了解的な…。
A
うちもいました。秋やったんで濃い紫で…。
そういう場合って誰か教えてあげるんですか?
B
周りが教えてあげないと、その子だけ浮いてしまう。でも、教えてあげる時は一から教えてあげないといけないですよね。
C
上司に対してもタメ口をきいたり、勤務時間中に席を外したまま長時間帰ってこなかったりする子はいるかな。天真らんまんで若くてかわいい子なので、男性上司からはかわいがられていて何も言われませんが、女性の視線が厳しくて、いろいろ言われているようです。
B
私は下の子に言う時は同じ立場に立っていいます。上から言うとみんな嫌がるし、キレたり、すぐやめたりする子もいるし。
逆に、上の人で「ちょっといいですか?」と聞くとすぐに「今、忙しいねん」って言われることが多くて困るんです。せめて要件を聞いてから判断してほしいなって…。
A
そういう時、私は「〇〇の件なんですけど」と切り出しますよ。そうしたら「1分で話して」とか「後にして」と、要件によって上司が判断して返事が変わります。端的に話さないとイラッとされるので、短い言葉でどうやったら相手に伝わるかを考えて話しかけるようにしています。
上司が変わると職場の雰囲気も変わりますよね。あと、なぜか女性は同じような仕事で距離が近いと敵対心を持たれることがあります。
D
女性同士だと何を考えているか予想がつくから、先手を打ったりして…。だからよけい敵対心みたいなものが生まれるんじゃないですか?
女性の先輩や上司と、いかにうまくやっていくかがポイントですね。
B
私は褒めます! あと、男性社員とは、ニヤニヤしながらしゃべらないように気を付けてる。
A
女性の先輩は「頼られている感」が必要なのかな。あとはその人の気分次第。その日によって、いつもと一緒のことをしていても許してくれたり、イヤミを言われたり…。
B
相手のことがキライだとそれが伝わるので、私はイヤな人ほどよく聞きに行きます。そうしていると、相手も「頼ってくれている」と思うし、何回も話すことで自分の苦手意識もマシになるので。

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会社のイライラは
プライベートで発散!

ところで、会社のイライラからくるストレス発散方法は?
B
私は週3で外食を! 大好きなカラオケに行ったり、ゴハンに行ったり。
A
私は水中ウオーキング。何も考えず無心になって前に進んでいるとストレスも発散されますし、すごく疲れるので、夜も何も考えずに眠れます。
C
私はヨガで心身のバランスをとってます。体がほぐれると心もほぐれるので。マッサージも好きで週1で。
D
私は大好きなお酒を。
働いていると、どうしようもないこともあるし、そうやって自分で気分転換できるものを持つのが大切ですよね。

いろいろな常識・価値観を持つ人が共に働く職場では、伝え方一つで相手の受け取り方も違います。どうすれば相手にきちんと伝わるかを考えながら話してみるといいですね。あとは、4人のようにしっかりリフレッシュできる方法を持ってストレス発散を!
仕事とプライベート、バランスを取りながら充実した生活を送りたいですね。

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上司や部下、先輩や後輩の言動に対して不満、または疑問に思うことはありますか?

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相手の言っている意味がわからない、感覚や常識が自分とは違うなと思う時はありますか?

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座談会で出てきたエピソードをもとに、相手への効果的な伝え方や関わり方・動き方を考えてみましょう。自ら考えさせ行動を促すためのコミュニケーション術「コーチング」や、「怒り」の感情をコントロールする「アンガーマネジメント」の講師を務める井上さんに教えてもらいました。

教えてくれたのは

日本コーチ協会京都チャプター副代表
井上泰世さん
国際コーチ連盟認定プロフェッショナルコーチおよび、日本アンガーマネジメント協会認定アンガーマネジメントトレーニングプロフェッショナル。「コーチング」や「アンガーマネジメント」の研修講師として、企業や病院、京都府・市の小中学校などで幅広く活躍中。株式会社ナースハート代表取締役

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教えてもらったことがないことでも、本人は教えたつもりでイヤミの一言。
この場合はどうやって教えてもらうのがよい?また、悪口や文句が聞こえてきた時にどうやり過ごしたらいいでしょうか?

解説イラッとしても、教えてもらっていないと相手のことは否定せず、「ここは教えてもらいました。ただこれが一緒だと知らなかったので流れを教えてほしい」と “アイ(I)メッセージ=「私」を主語にしたメッセージ” で、事実と具体的に教えてほしい内容を伝えましょう。タイミングを見計らう、相手を立ててへりくだった言葉づかいをする、教えてもらったことにきちんと感謝を伝えることが大切です。緊張しそうだったら何度かリハーサルをしてから挑むのもいいですよ。悪口に関しては、そういうことを言う人だと思って聞き流しましょう。

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20代の女性が黒のネイルで出社。オフィスに黒はNGとわかると思うのですが、
注意すると「茶色はいいんですか?」と返事が。ピンクやベージュがいいと教えたのですが…。そもそも、そういった色がダメだとわからないのでしょうか?

解説知らないことを怒っても仕方がないので、そういう世界に生きているのだと、憤るよりも好奇心を持って受け止め、理解しようと努めましょう。ネイルも、社会人経験がまだ浅い人は「黒」がオシャレと思っているのかもしれません。オフィスにふさわしい色にしてもらうためには、答えを言ってしまうのもいいですが “押し付けられた” と思う人も。周りで働く人のネイルを観察してもらい、その結果を聞く。その上で、オフィスではどういった色がふさわしいのかを言ってもらうなどし、 “本人に考えさせて気付かせること” が大切です。常識はその人の中の常識であり、人それぞれ違います。特に若い世代の後輩には、相手に共感を示し、目線を下げて接する。相手にわかる表現を使い、理解度を見ながら話を進めていくようにしてください。

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「相手は変えられない。自分をどう変えるか」ということを頭に置いて行動することが大切です。人それぞれ、こうある “べき” は違いますし、同じ “べき” でも中身は違います。怒りを感じる原因は、「〇〇するべき」という自分の価値観・信じているものが裏切られたから。怒りを感じる原因は相手ではなく、自分の中にあるんですよ。

また、「べき」を多く持ちすぎているとイライラが増えます。負ける、折れる、我慢するということではなく、この人はこういう人なのだ、と “受け入れる” こと。自分の価値観を書き換えるのは難しいことですが、自分の「べき」を見つめ直して、できるところから少しずつでも許容範囲を広げていくと、自分もラクになります。ただし、許せる境界線がその日の気分や相手によって変わらないように一定化をさせて。相手がどう考えているかを知り、自分のルールとの違いを見つけた上で、そのオフィスではどういう基準でやっていくのかを具体的に擦り合わすようにしてみましょう。怒りをコントロールすることは試練として受け入れ、人として成長するチャンスと思って。

何かイヤなことがあったら「そういう時もある」と自分に言い聞かせ、引きずらないこと。自分の気持ちを切り替えるための「魔法の呪文」を持っておくといいですよ。また、ヨガやアロマテラピーなど、心を落ち着かせる気分転換メニューをいくつか自分で持っておくのもオススメです。(井上さん)


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