体温や冷えのとらえ方 実は誤解だらけかも!?


きちんと知る女性のカラダ

 自分の平熱は何度ぐらいなのか、また、熱があるとは何度ぐらいの体温を指すのか、意識したことはありますか? 今回は、意外と知らない“体温”にまつわる話。平熱のとらえ方や、間違いやすい「冷え症と低体温の違い」について紹介します。

体温や冷えのとらえ方
実は誤解だらけかも!?

冷え症と低体温は別
冷え症のメカニズムとは?

 次に、女性に多い冷え症と低体温について。「冷え症=体温が低い」と誤解しがちですが、実はそうとは限らないのだそう。

 ちなみに、医学的な〝低体温症〟は、本来37度ぐらいある深部体温(体の中心部の温度)が、35度以下になってしまうこと。山での遭難事故や、内分泌の病気などでも起こります。

 「対して、冷え症というのは、人が主観的に手足が冷たいと訴えている状態です。皮膚をさわると確かに冷たいのですが、それは血管を閉じて熱を逃がさないようにしているから起きていること。寒いときに震えが起こるのと同じ反応で、体内温度を高いまま保つための防御反応でもあるのです」と橋本先生。

 私たちの体は、体温が下がったときに睡眠に入るしくみになっているので(図2)、「眠いときには、体が深部体温を下げようとして熱放散が起き、皮膚温が上がります。手足が冷えると眠れないのは実はその逆で、深部体温が下がらないから眠れなくなるのです」。

 生活リズムの乱れや運動不足、朝食抜き、ストレスなどが続けば、冷えやすい体質(低めの皮膚温)になることはあるそう。冷えが気になるなら、食事、睡眠など、生活習慣の見直しは必要です。

1日の体温のリズムと睡眠(イメージ) 図2

体温には日内変動があり、早朝に最も低く、その後上昇し、夜にピークを迎えて、また徐々に下がります

室温20℃と35℃における体の温度

身体の温度は、手足に近い部分で低く、体の中心部にいくほど高くなります。室温が寒いと深部体温を保つために手足が冷えます。また、体温は測る部位によっても変わります出典:Aschoff Jら, Naturwissenschafte, 1958より改編

橋本眞明先生

帝京科学大学教授
医療科学部 東京理学療法学科

橋本眞明先生

北海道大学理学部卒業。北海道大学大学院理学研究科を中退後、山梨医科大学(現山梨大学医学部)生理学講座 助手、ドイツ・バート-ナウハイム市のマックス-プランク生理学-臨床医学研究所 招聘研究員、旭川医科大学生理学講座 准教授を経て現職。医学博士


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