岩沙好幸弁護士のOLかけこみ法律相談所/取引先からの強要は“パワハラ”にならない!?


岩沙好幸弁護士のOLかけこみ法律相談所

男女の恋愛トラブルや会社での嫌がらせ、友だちとの金銭トラブルなど、どうしたら良いのかわからず、ひとりで抱え込んでいませんか? 周りの人には相談しづらい悩みこそ、法律のプロに相談しましょう! 経験豊富なアディーレ法律事務所の敏腕弁護士が、悩みをスッキリ解決しますよ!

  • 取引先からパワハラを受けたら
    どうすることもできないのでしょうか?

    【20代の女性からご相談】
    私は、営業として主に外回りをしているのですが、最近悩んでいることがあります。
    先輩から引き継いだ取引先の部長はとても怖い人で、何かにつけて大声で怒鳴ったりする人なのです。先日も、その部長の勘違いからミスが生じたにも関わらず、うちの会社の責任だと言って怒り狂い「見積金額より安くしろ。するまで部屋から一歩も出さない」などと言って1時間以上も叱責されました。
    もちろん上司にも報告して担当の変更などをお願いしていますが、「営業としての手腕が試されている」「ここで頑張ればもっと成長できる」と言って全く聞き入れてくれません。
    最近では電話が鳴るだけで手が震えたりして、もう限界です。会社も取引先も訴えることはできないでしょうか?

  • 取引先の相手でも
    “パワハラ”と呼べる?

    “パワハラ”とは、法律上の用語ではありませんが、一般的に同じ職場で働く者に対して、職務上の地位や人間関係などの職場内での優位性を背景に、業務の適正な範囲を超えて
    ●精神的・身体的苦痛を与える
    ●職場環境を悪化させる行為

    などをいいます。

    この定義の通り、パワハラは原則として職場内の人間関係を前提としているため、取引先の部長の行為はパワハラとは呼べません
    もっとも、他人に対して嫌なことをすると一般的に不法行為責任が発生します。
    ご相談者は、不合理な減額要求で1時間以上も部屋に閉じ込められているため、このような事態が毎回続くようであれば、パワハラと呼ぶかどうかは別として、ご相談者から取引先や取引先の部長に対して損害賠償請求ができる可能性はありますね。

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アディーレ法律事務所 岩沙 好幸(いわさ よしゆき)弁護士
弁護士(東京弁護士会所属)。慶應義塾大学経済学部卒業、首都大学東京法科大学院修了。
弁護士法人アディーレ法律事務所。
パワハラ・不当解雇・残業代未払いなどのいわゆる「労働問題」を主に扱う。
動物好きでフクロウを飼育中。
近著に『ブラック企業に倍返しだ! 弁護士が教える正しい闘い方』(ファミマドットコム)。
■ 『弁護士 岩沙好幸の白黒つける労働ブログ』も更新中。
http://ameblo.jp/yoshiyuki-iwasa/
■ 頼れる労働トラブル解決なら
http://www.adire-roudou.jp/

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