旅する本棚「第5回:大切な人と読みたい、冬の物語。」


CITYカルチャーBook 代官山蔦屋書店 旅のコンシェルジュがオススメする本 旅する本棚

今月のテーマ: 大切な人と読みたい、冬の物語。

Present

慌しい年末、束の間の天体観測を楽しんで

今年も残り僅か。私は「師走」という暦の名のように、今年一年をつつがなく締めくくるために、毎日忙しく走り回っていますが、皆さんはいかがお過ごしですか。実は、今年の秋~冬は、「しし座流星群」に始まり「アイソン彗星」、「ふたご座流星群」と天体に関する話題が盛りだくさんだったのですが、実際に目にした方はいますでしょうか。目の前のことに追われていると空を見ることも忘れてしまいがち。でも冬の夜には、透き通るような寒さと凛とした空が広がっていて、見ていると気持ちもすっと落ち着けることができるんですよ。今回は代官山蔦屋書店の旅行フロアにも置いている、冬を感じる物語が詰まった“旅本”3冊を選んでみました。束の間の天体観測をお楽しみください。
※購入は代官山 蔦屋書店のHPにリンクします。

冬の本

冬の本

青山南ほか83人 (著)/2012年12月/1,785円(税込)/夏葉社

ほっと心温まる、84名の冬と本の物語

作家や翻訳家、本屋店主など、本を愛する84人の「冬と本」の記憶が綴られた一冊。1人につき見開き2ページ分、「冬と本がそこにある」というルールだけで書き下ろされています。冬の記憶と小説の一部を重ねる人、冬の風景で思い出すを本を紹介する人、冬という感覚と本を読むという感覚を似ていると話す人、年代も境遇も違うそれぞれの人が個人的な冬を語ります。たとえば、お笑い芸人ピースの又吉直樹さんはカフカの「田舎医者」とともに、料理家の高山なおみさんはロシアのシベリア鉄道で読んだ『ソーネチカ』とともに綴られているなど・・・。個人的には、越川道夫さんの「真っ白な。」というエピソードの中で、冬の「しん」とした状態と本を読んでいる時に身体も精神も「しん」とした状態になることを重ねている物語がお気に入りです。あえて雪深い場所に行って、じっくり読んでみるのもいいかもしれませんよ。

夜空と星の物語

夜空と星の物語

日本星景写真協会・アマナイメージズ(著)/2013年6月/1,890円(税込)/パイインターナショナル

まるで読むプラネタリウム写真集

星の数だけ、物語がある。この本では、世界中の美しい星空の風景と、その星にまつわるエピソードを紹介しています。スイスのレマン湖に浮かぶ月と金星の写真や、北海道富良野の一面のひまわり畑の上に浮かぶおうし座の写真など、数々の美しい写真を見るだけでも価値あり!なのですが、そこに添えられた星座や星に関する物語を読むと、ますます星空の世界に引き込まれてしまいます。たとえば「星になった親子の熊(おおぐま座・こぐま座)」では家族の愛情の物語を紹介。他にも闘いや愛についての話など、ギリシャ神話が星座の世界をより深く胸に刻みます。読んだ後は夜空を見上げて、空によって世界がひとつに繋がっていることを改めて意識させられる、そんな一冊です。

星の王子さまの天文ノート

星の王子さまの天文ノート

縣 秀彦(国立天文台)(監修)/2013年2月/1,575円(税込)/河出書房新社

『星の王子さま』に学ぶ天文入門書

サン=テグジュペリの『星の王子さま』は、「大切なものは、目に見えない」を始めとした作品中の言葉を通して、様々なことに気づかせてくれる、いわずと知れた名著です。そんな星の王子さまの言葉とともに天文について易しく学ぶことが出来る、これから星について詳しく知りたい方への天文入門書です。監修は国立天文台の縣秀彦先生と本格的。天体現象や星座、太陽系の惑星もひとつずつ語り口調で紹介されています。都会でも楽しめる月や太陽系の惑星、美しい銀河の秘密、タイプ別星へのアプローチ方法(月の色のヘビタイプなど、ユニークなタイプ分け)など、星を身近に感じるための情報も満載です。ぜひこの本を持って天体観測に行ってみませんか。

Snow Crystals

【今回のおすすめ洋書】
Snow Crystals

W. A. Bentley・W. J. Humphreys(著)/1962年6月/3,686円(税込)/Dover Publications

大自然が創り出すミクロのアート

2000を超える雪の結晶が集められた写真集。写真だけでなく、科学的な見解や詩も添えられています。ひとつとして同じものはない、見ているだけで楽しい一冊です。

代官山 蔦屋書店
Daikanyama Tsutaya Books

東京都渋谷区猿楽町17-5
東急東横線「代官山駅」より徒歩5分
1Fは朝7時~深夜2時/2Fは朝9時~深夜2時/定休日なし
03-3770-2525 http://tsite.jp/daikanyama/

代官山 蔦屋書店

代官山 蔦屋書店 イベント情報

11月25日~
冬の贈り物フェア

テーマは、『世界のデザインを身にまとい、大切な人と過ごす冬』。世界中を旅し、様々な国をテーマにコレクションを展開するレッグウエアブランド「MARCOMONDE」から、世界の街の風景や人々、暮らしや文化からインスピレーションを受けデザインされた作品を集めました。ギフトにもぴったりのお洒落なものばかりです。大切な方と過ごすほっこりと暖かい冬を代官山蔦屋書店で感じてみませんか。

PRESENT
読者プレゼント

代官山蔦屋書店の旅行フロアでも販売している雑貨を2人にプレゼント

文学の世界

あなたのオススメの旅にまつわる本を教えて

あなたもぜひオススメの「旅本」を教えてください。
リビコミュのトピックでコメントを書いてくださいね。

【文学の世界】
オススメの旅にまつわる本を教えて http://com.living.jp/com/30/th/2134

山田 佐和子(やまだ  さわこ)
山田 佐和子(やまだ さわこ)
代官山蔦屋書店 旅行コンシェルジュ

生まれついての好奇心旺盛。ヨーロッパ・アジアを中心に世界をバックパックで巡り、イタリアの駅で野宿した経験も…。現在は、旅好きがこうじて旅行コンシェルジュに従事。異文化体験の面白さの伝道師、同コンシェルジュ・森本のもとで見習い中です。


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